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冒険小説Selection 3作目
2006 / 03 / 22 ( Wed )
冒険小説脳内ベスト5のノミネート作品3作目は・・・
実は面白い、椎名誠のSF小説の中から『水域』をセレクトしました。これも順当でしょうか。私の中では。
物語の舞台は水で覆われた世界。そこに生息する生物や植物は全て作者の創作だ。主人公はハルという若者。ハウスと呼ばれるボートで水域を旅しながら、流木の島に囚われたり、赤眼のシイラと友達になったり、ウゾー教徒の死人船に乗り込んだり、陸棲のハナヅラをしとめて燻製にしたり、ほてい袋のスープを調理したりする。

上記のように、『水域』の世界はものすごい数の造語により、かたちづくられている。ただ言葉の説明を読み飛ばしてしまっても、意味不明にはならない。どんなものかイメージしやすいのだ。だから主人公が久しぶりに手に入れたシルスイの果肉を味わう描写には唾が溜まるし、水生生物で覆われた流木の上をよじ登るシーンでは、恐ろしいサキヌマドクタラシに足をつっこまないかとヒヤヒヤする。主人公と一緒に未知の世界を旅するのが冒険小説の醍醐味なら、この作品は絶対に外せない。

作者は直情径行なので、文中レトリックを駆使することはあまりない。太陽が出て気持ちいいのだ!冷たいガガイモ酒がうまいのだ!・・・ではないが、ストレートでシンプルな物言いをする。これがまっすぐ心に響いてくる。冒険に憧れ、自らもカヌーや犬ぞりで世界中を駆け巡る作者の感性、旅先での実体験に基づく喜びや怒り、孤独感が、ハルに投射されているのだろう。
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