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冒険小説ベスト5
2006 / 03 / 21 ( Tue )
自らの本の話題でスイッチが入ってしまった。

今までに読んだ本の中で、冒険小説ベスト5に入るものは何かと考え出したら夜も眠れない。頭の中のランキングチャートが1時間毎に推移している。

自己満足であるが、せっかく20年がかりでセレクトしたものなので、この場で発表させて頂こう。

まずは確実にランクインするものから。
学生時代に3回以上繰り返し読み、どうしても外せないのは:
A.デュマ『ダルタニャン物語』(全11巻)

第一部『三銃士』、第二部『二十年後』、第三部『ブラジュロンヌ子爵』から成る。

一般的に「皆は一人の為に、一人は皆の為に」の台詞で知られる『三銃士』は第一部にあたるが、私が好きなのは第二部以降。一部の青年時代から20年以上経った後の話なので、三銃士もダルタニャンもいいおっさんである。それぞれ権力の中枢に近い立場にいて、背負うものも野心もある。美しい友情物語ばかりは語ってられないお年頃だ。敵味方に分かれてお互いを警戒したり利用したりする中で彼らの機知は巧妙化し、人間くささが浮き出てくるのが面白い。

いつのまにか年老いた四銃士の脇からひょこっと登場し、第三部ではほぼ主役あつかいとなるアトスの息子、ブラジュロンヌ子爵の恋物語も多感な時期に読むと号泣もの。映画『仮面の男』で有名な第三部のエピソードも好きだ。映画の方はディカプリオ&その他の美青年を眺めて「うむ。眼福、眼福。」と言うためのものだと割り切って見た。四銃士が協力し合って悪の陰謀を挫くような話になっていたような気がするが、原作と全然違う。以下はネタばれだが・・・

仮面の男のストーリー中、私が一番心打たれるシーンは、幽閉されていた双子の王をかつぎ上げて権力の座を狙おうとしたアラミスに、わけもわからず協力したポルトスが良いように利用された挙句、岩にはさまれて死んでしまうくだりである。四銃士の中で唯一、物語の最初から最後まで純粋な友情を貫いていた感のあるポルトスの最後としては、あまりにも可哀想なのである。

アトスはダルタニャンとアラミスの様に派閥争いや謀略ゲームに明け暮れはしないものの、息子の婚約者を国王に取られてぶち切れたりしている。アトス本人は地味だが、ミレディーにしろモードントにしろ、つくづく身内に纏わるトラブルに翻弄される人生なのである。
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