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冒険小説とカプリコーンの夢
2006 / 03 / 19 ( Sun )
最近、冒険小説がマイブームだ。
いま読んでいるのは「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」だが、これがまたヒットで、ショコラトリーで買ったプラリネを一日に一粒づつ大事に食べるように読んでいる。

この熱がさめやらぬまえに「冒険小説」あるいは「世界&HW」について朝まで語り合おうという人がいたら、ぜひ朝まで語り合いましょうと答えるだろう。

今日は所詮独り言だが、一つだけ吐きだしておきたい感動がある。

「世界&HW」の中に、<夢読み>の青年が出てくる。その青年は<世界の終わり>という場所で、一角獣の頭蓋から<古い夢>を読み取る仕事をしている。未読の方はピンと来ないだろうが、そういうはなしになっている。さて、一角獣といえばカプリコーン、それに夢とくればディアンスだ。

今度はギターファン以外にピンとこないかもしれないが、ディアンスという作曲家が作った「カプリコーンの夢」というファンタスティックな曲があり、それが<世界の終わり>の青年の<夢読み>シーンに滅茶苦茶はまるのだ。

偶然か必然かわからないが、このシーンを持って「世界&HW」がMy冒険小説ランキング、ベスト5に入った。断片だけでは意味がないと思いつつ、その箇所を一部引用する。

僕は見渡す限り書架に並んだ古い夢のうちのひとつを手に取り、そっと抱えるようにしてテーブルに運んだ。(中略)僕は頭骨の上部をそっと両手で覆い、それが僕の体温に感応して微かな熱を発しはじめるのを待った。ある一定した温度に達すると――たいした熱ではない、冬の陽だまりほどのぬくもりだ――白く磨き上げられた頭骨は、そこに刻みこまれた古い夢を物語りはじめる。僕は目を閉じて深く息を吸い込み、心を開き、彼らの語りかける物語を指の先でさぐった。(中略)そこにはいくつか、僕の見慣れたごくあたりまえの風景も合った。緑の草が風にそよぎ、白い雲が空を流れ、日の光が川面に揺れ、といった何の変哲もない風景だった。しかしそれらのなんということのない風景は僕の心を一種表現しがたい不思議な哀しみで充たした。

・・・こんな感じの<夢読み>シーンがいくつかあり、夢が終わりに近づくと一角獣から「古い夢は少しずつ潮が引くようにぬくもりを失いはじめ、やがてはもとのひやりとしたただの頭蓋」に戻ってしまうのだ。

ラミラシ~♪
ラミラシレドシソソッレ~♪

ああすばらしい。
すみません、一人で感動してますね。
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