JGAギター音楽祭'05
2005 / 11 / 18 ( Fri ) あんまりギターのことを書かないと、何がメインのブログかわからなくなるので・・・最近、知人に見せてもらった 2005年 JGAギター音楽祭のビデオの感想を少々かきます。
JGAは日本各地のクラシックギターコンクール優勝者やアンサンブル奏者、プロの特別ゲスト等が一同に会して、自慢の腕を披露する年末特番のようなコンサート。いろいろ制約があるのか、今年度のスペシャルゲスト、押尾コータローさんのライブが収録されてなかったのが残念でした。 ・・・が、前半の優勝者のソロ演奏だけでも一見の価値ありです。みんなうまいなぁ。優勝者なのである程度うまいのは当たり前なのですが、それぞれ個性に合ったレパートリーを選んで、自分の持ち味を効果的にアピールしていたのが印象的でした。ソロ出場者は下記の通り(敬称略)。 松田 弦(第50回九州ギター音楽コンクール第1位) 大橋 俊希(第22回スペインギター音楽コンクール第1位) 牲川 和希(第29回ギター音楽大賞グランプリ) 藤本 高輝(第35回クラシカル・ギターコンクール第1位) 藤本高輝君はお得意の超絶技巧を披露するのかと思いきや、自作の「どんぐりころころの主題による変奏曲」を演奏し、オリジナリティをアピール。まだ中1なのに、すごいです。今後もクラシックギター奏者の枠にとらわれず、さらに大きく飛躍してほしい、いや、するであろう予感を感じさせてくれました。 大橋さん、松田さんも大人の余裕を見せつつ迷いのない演奏。光り輝く未来が見えます。 若干、印象が違ったのが牲川和希さん。彼女の演奏からは、将来よりも「いま」を慈しみ、惜しむ気持ちが滲み出ているように思えました。自分の演奏を「一緒に旅をしているように聴いてほしい」とおっしゃってましたが、「今日、私と一緒に旅した15分間を忘れないで。さようなら~」という含みを感じたのは気のせいでしょうか。選曲はブローウェルの「黒いデカメロン」。一期一会、素敵な旅でした。 スポンサーサイト
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